～旗の台南町会　飯田明善会長　インタビュー～

「みんなの旗の台」ブログライターの杉山ジョージです。
旗の台を中心に品川区各所で思いを持って活動している人や活動する人々の思いが詰まったイベントをレポートしてするシリーズ企画「しながわの思い」

今回は、旗の台5丁目を中心とした地域で活動する「旗の台南町会」の会長、飯田明善さんに伺いました。

ジョージ
「旗の台南町会は幅広い年齢層の人たちでいつも盛り上がっている印象がありますが、会長はどのような努力をされているんですか？」
飯田会長
「そう感じるのはきっと我々が町会活動を皆さんに見えるようにPRしているからだと思います。町会というとどうしても役員は大変とか、お金もかかるというイメージがあると思います。でも、やったら楽しくなるということを伝えたいんです。そのためには地域に対して魅力ある活動や行事を行っていきたいと思っています。」
ジョージ
「お祭り、餅つき、地域の運動会への参加、ふるさと祭り、夏休みのラジオ体操など本当にいろいろな活動をしていますよね。他にはどんな活動をしているか教えてもらえますか？」
飯田会長
「そういう大きなわかりやすい活動もそうですが、地道な活動がベースにあると思っています。『北町奉行』と『南町奉行』という名前をつけてパトロール隊に街中を巡回させたり、ミニポンプ隊や区民消火隊といった防災チームも活動しています。」
ジョージ
「活動されている人が多いのも特徴だと感じますが。」
飯田会長
「地道に声かけをしたり、町会の枠を超えた『若手の会』を行っていることもあって、ここ10年くらいは増え続けています。今まで入っていなかった人が入ることもあるし、若い人が参加してくれることも多いです。」
ジョージ
「飯田会長も若いころから町会活動をされていたんですか？」
飯田会長
「いや、会社員時代はそれほど積極的ではなかったです。それこそ最初に活動に参加したときは敷居が高いように感じました。でもだからこそ今、新しい会員の人に対して、自分が近づいていくことが重要だと感じています。会長なんてちっとも偉くなくて町会員の皆さんの声もしっかり聴こうと。」
ジョージ
「元からイベントをすることは好きだったんですか？」
飯田会長
「そうですね・・・考えてみれば、確かにそうかもしれない。（笑）」
ジョージ
「なんだか、わかる気がします。（笑）」
飯田会長
「思いついたら言い出しちゃうタイプなんですよね。もともとアウトドアやDIYは好きですが、会社員時代からイベントを自分たちで作って楽しんでいました。」
ジョージ
「飯田会長が感じている町会活動の面白さってどんなところですか？」
飯田会長
「町会員は考え方も文化も年齢層も様々。会社とは違うから面白いと思います。一見、ばかばかしいことでもまじめにやると面白いしボランティアほど責任がいるものだと感じています。今は昔の会社の仲間にも町会は面白いって伝えています。」
ジョージ
「飯田会長が目指す姿はどんなものですか？」
飯田会長
「一言で言うと『優しい町会』例えば、神輿の時にシニア席を作ったり、小さいことかもしれないけど気遣いが大切。それでいて『やってあげた』という感じではないことが大事だと思います。」
ジョージ
「なるほど！では、今後の活動についてはどう考えていますか？」
飯田会長
「子どもや若い人が参加してくれないと言っているところもありますけど、個人的には魅力的な活動をすれば人はついてくると思っています。だから、まずすべきは自分たちが努力すること。もっともっと楽しめる活動や行事をやっていきたいです。」
ジョージ
「それは楽しみですね！もうすぐお祭りですが、こちらも盛り上がりそうですね！」
飯田会長
「もう準備万端ですよ！ぜひ楽しみましょう！」

■旗ヶ岡八幡　例大祭
9月12日（土）13日（金）
荏原町駅近くの旗ヶ岡八幡を中心に開催されます。各町会の神輿が商店街を練り歩く連合神輿渡御は壮大です！