法蓮寺は、東京都品川区旗の台にある日蓮宗の寺院。
東急大井町線「荏原町駅」隣接の境内には、壮大な報恩塔や永代供養塔が建ち、伝統や風格が感じられる。
また、墓地内は東京都内の都心品川区とは思えないほど広々として日当たり良好。
法蓮寺は、日蓮宗の大本山池上本門寺の旧末寺で、開山は鎌倉時代中期の文永年間(1264-75)、開山上人は日蓮大聖人の孫弟子九老僧越中阿闍利朗慶上人、この地の豪族荏原氏の館に創建された寺だったと言い伝えられている。
江戸時代には、十一代将軍徳川家斉公が鷹狩りに際し法蓮寺でたびたび休憩し、将軍はじめ江戸城中にも多くの信者を得た。
のちに、第四十五世 常慎院日朝上人は、見事な伽藍と枯山水の有名な庭園を造られたが、昭和二十年五月の大空襲により灰儘に帰した。
現在の本堂は、昭和四十一年五月に再建。
毎年十月のお会式には、万灯や団扇太鼓を持った信者の参詣で大賑わいする。
また、荏原七福神の恵比寿の寺としても知られている。

※過去の宗旨宗派不問

建墓における宗旨帰属(檀家等)：あり[日蓮宗]

■ 法蓮寺へのアクセス
東京都品川区旗の台3-6-18

東急大井町線『荏原町駅』大井町方面改札出口より徒歩0分
東急池上線・大井町線『旗の台』より徒歩8分